2010年10月27日水曜日

草木染め ー芒(すすき)ー

・すすきでガラ紡綿糸を染めました。


この糸でベストを編みたいとおもっていたのですが、
着るモノにはかぎ針編みでは重たくなるので
棒針編みが良いのではとのことでした。

昔、自己流で棒針編みをしたときに力加減があまりに下手で
向いていないなぁ・・・と思った経験があり心配なのですが、
先生のお薦めだし、再挑戦してみようかな。

ついでに、DEAN & DELUCAのトートバッグも一緒に染めてみました。
なかなか色が入らなかったけれど、染め上がってみると
良い具合にカーキ色となって、かなり気に入っています。
(写真より実際はもう少し濃いめの色になっています)


・今回の染めは10時から始めて終わったのは16時くらいでした。

刈り取ったススキの穂や枯れた部分は除いて、
緑の部分をちょきちょき切って、
ガーデンシュレッダーでさらに細かくします。


ススキを切りながら、綿糸の濃色処理を。


シュレッダーしたススキを袋に入れて、
ひたひたの水で煮出します。
(今回は3回煮出しました。)


染液に綿糸を入れて、火にかけて。


絞ってぬるま湯洗いした糸を媒染液に入れます。
今回は鉄媒染にしました。
濃いめの色にしたかったので、この後加熱しました。


この後、好みの色になるまで染液→媒染液を繰り返して
最後は染液につけて、洗って終わりです。

・「どんな色になるかやってみてのお楽しみ」
というのが、草木染めのおもしろいところと思います。

同じ材料でも年によって気候が変わると色の出方が変わったり
時期によっても変わったりするのだそうです。
土地によって水が変わっても色に影響するそうです。

その時その時にしか出会えない色。
その色に染まった糸はとても大切なものになります。

2010年10月26日火曜日

三谷龍二さんの紅茶の茶匙

・三谷龍二さんの紅茶の茶匙です。


とっても小さな木のスプーンですが、確かな存在感があります。
この茶匙で毎朝紅茶を入れるたびに特別なきもちがします。

モノに対してのこういう感慨深さを
うまく文章で表せないのがもどかしいですが
スプーンそのものだけの存在感だけではなくて
作った方の存在感がモノに宿っているから
感動があるのかなと、思います。

これからも毎日大事に使います。

・せっかく多治見まで行くなら、と
名物の鰻もちゃっかり頂いてきました。
ふっくらしていて美味しかったです。


・早起き生活も6日目になりました。

どうして急に早起きできるようになったのか、
自分でもよくわかりません。
ものすごく無理して起きるわけでもなく
こんなにさっと起きられる自分が不思議でなりません。
んーいったいどうしたんだろう・・・

でも、とっても気分は良いので
続けられるだけ続けたいと思います。

それにしても不思議です。

2010年10月25日月曜日

三谷龍二さんの木の時計

・三谷龍二さんの木の時計です。


昨日、岐阜県多治見市の「ギャルリ百草」へ行きました。
先月恵文社で出会った三谷さんの画文集「僕の生活散歩」
絵・文章共にとてもすてきで共感するところも多くて。
木の器など作品をぜひ実際に見てみたかったのです。

実際に作品を眺めて、手で触れて、
あぁうれしいなぁと思いました。

作品には作家名があるわけでもなく、
ブランド名がついているわけでもなく、
ただただ木に数字が彫り込まれていて、
時間を示す針があるだけなのに、
私にとっては1つの「物語」を持ったものです。

こんなにうれしいお買い物をしたのは久しぶりでした。
子供の頃、欲しかった物を買ってもらえた時の様に
袋を抱えて本当にうれしい気分で帰路につきました。

手のひらに乗るくらいの大きさです。 材は桜の木と書いてありました。

さっそくアトリエの壁にかけました。ずっとアトリエに時計が欲しいなと思っていたのでしあわせな気分です。


ギャラリーに三谷さんご本人もいらっしゃっていました。
本がとてもすてきだったこと、
今日実際に作品と出会えてとてもうれしいこと、
お伝えしたかったですが、もちろん声をかける勇気もなく
作品を一生懸命みることだけで精一杯でした。。。

・「ギャルリ百草」とても素敵な場所でした。

黒壁の日本家屋と緑深い庭がとても美しくて、
ギャラリー内も雰囲気があって。
薪ストーブがあって天井が高い土間。

想いを込めて作られた作品が、
想いを持って作られた空間に並べられている。

同じようなコトをしているところは沢山あっても
ここまで真剣に考えて徹底的にしているという
ところは実は少ないのではないかと思います。

ひっそりとした場所にも関わらず
多くの人が訪れていた理由の1つかも知れません。

自分の服作りについても、色々と考えてしまった1日でした。

2010年10月23日土曜日

霜降(そうこう)

・二十四節気では、今日から「霜降(そうこう)」。
霜が降り始めて、ほんとうに寒くなってくる時期だそうです。

身近な秋としては、ベランダのヘンリーツタくんが
紅葉してきました。もうすぐ葉が落ちて冬支度です。

・今日は東岡崎の染めの教室へ行きます。
ガラ紡の綿糸を芒(すすき)で染める予定です。
どんな色に染まるか楽しみです。

ガラ紡は手紡ぎのようなでこぼこがあって、
手触りがソフトな味のある糸です。
昔は三河地方が一大産地だったとか。

この糸でかぎ針編みのベストを作りたい、
と思っていますが年内に着手出来るかな・・・


・京都大原三千院(♪)への参道で撮った写真です。
9月に撮ったのでまだ緑がきれいです。
「霜降」にはふさわしくない写真ですね。
紅葉の頃は本当にキレイだろうなぁ・・・と思います。

2010年10月22日金曜日

今朝も早起き。

・今朝も5時半に起床。1時間ほどお仕事できました。

だんなさんには「槍が降る」といってからかわれますが
まだほの暗いうちに起きて、お湯を沸かして、
温かい紅茶をいれて。気分の良い一日の始まりです。

朝の目覚まし音楽に、NHKのテレビフランス語講座の
オープニングで使われていた曲をかけています。
"Mmm, il fait si bon aujourd'hui à Paris."
(ん〜、今日のパリはとってもいい気持ち)
という台詞から始まるんです。朝にぴったり。

・今年4〜9月のNHKラジオフランス語講座も
とてもとてもわかりやすくて良いプログラムでした。
すごく楽しく勉強できたので終わってしまって残念・・・
お仕事が一段落したら、CDを買って復習しようと思っています。

・「天然生活」の今月号にかわいいかぎ針編みの
ポットマットの編み図が載っていました。
去年よもぎで染めたグリーンの毛糸が残っているので
帰省の道中にでも編んでみようと思っています。


京都・詩仙堂のお庭に咲いていた花です。
いつか自分の庭を持てたら植えたいと思って
写真を撮ったのですが、何という名前の花でしょう・・・

2010年10月21日木曜日

The early bird catches the worm.

「早起きは三文の得」

といいますが、わかっているけどなかなかできない。

そんな朝に弱い私にとってはまさに快挙ともいえる出来事が。
昨日今日と朝5時半に起きて1時間ほどお仕事をしました。
ちょっといい気分で一日がスタートできますね。

早朝は、なんとなく“おまけの時間”とか
“ごほうびの時間”という気がします。
織ったり、編んだり。自分の服を作ったり。
オーダーのお仕事が一段落したら
朝のひとときを“自分の時間”として楽しみたいなぁ。

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2010年10月18日月曜日

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

朝晩はだいぶ空気がひんやりしてきました。

七十二候では、今日からの5日間は寒露の末候で
「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」
キリギリスが戸口で鳴く頃なのだそうです。


日曜日の朝ごはんに簡単もちもちパンを焼きました。
普通パン作りでは2回発酵させるのですが、
このレシピは1回だけ、しかも10分おくだけで
とっても簡単にできました。

本やテレビで活躍されているヤミ−さんのレシピです。
http://3stepcooking.blog43.fc2.com/blog-entry-327.html

今回はレシピ通りフライドオニオンを混ぜましたが
具をかえてまた作ってみたいとおもいます。
コーンとかチーズとかで作ってみようかなぁ。

焼きたてパン、スープ、フルーツと紅茶。
すてきな休日の朝ごはんのひとときになりました。

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2010年10月8日金曜日

寒露(かんろ)

二十四節気では、今日から「寒露(かんろ)」に入って
寒くなってきて露を冷たく感じるようになる頃・・・
なのだそうです。

が、私は昼間はまだ半袖が着たいくらいの暑さです。
北や少し山の方ではもうだいぶ寒さを感じるのかもしれません。

七十二候では、今日からの5日間は寒露の初候で
「鴻雁来(こうがんきたる)」
雁が渡ってくる季節なのだそうです。

たまに空を見上げて探してみたいです。
近年の気候変動で鳥も戸惑うのでしょうか・・・


伊勢の畑で少し前に撮った写真ですが、にらの花です。
白い小さな花が身を寄せ合って咲いている様子が
とってもかわいいです。

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2010年10月6日水曜日

ウールジョーゼットのワンピース

オーダーでお作りしたワンピースが完成しました。

深めのパープルのウールジョーゼットで
身頃から続くポケットがアクセントの
クラシカルなかたちのワンピースになりました。

タイトなスカートラインなので、
後ろすそにベンツを作って歩きやすくしています。

ベルトなど小物と合わせたりして
長く着て頂けたらうれしいなと思います。


はやいもので今年ももう10月です。

4年前から毎年「ほぼ日手帳」を使っていますが
来年の手帳がもうすぐ届くころなので楽しみにしつつ
来年のことをいろいろ考えているところです。

今年はオーダーのお仕事の比重を大きくしすぎて
オンラインショップがおろそかになってしまって
ちょっこし気持ちがモヤモヤし続けています。

来年はもう一度考えて、自分が納得できるように
自分が作りたいものを作る時間も確保できるように
それぞれのお仕事のバランスをとろうと思います。

いろいろやりたいけど、全部はできないですものね。
「人生は引き算」という岡本太郎氏の言葉がありました。
正しい解釈はわからないけれど、私なりの理解としては
たくさんのことの中から大切なことを選んでゆくこと
なのかなぁと思って、日頃ふと考えたりしています。

きのこを干す


今日は秋晴れ。
昨日買い込んできたきのこ達を干しています。
そのままでももちろんおいしいのですが、
半日くらい干すと水分が抜けて旨みが強くなる、
と何かの本で読みました。

オリーブオイルと塩でじっくり炒めるだけでも美味しい。
前はカレーなど煮込み系を作ると「これでもか」というくらい
大量のきのこを投入して笑われましたけど、
最近はやっと少し大人の加減がわかってきた(?)私です。

2010年10月4日月曜日

新しい味覚


「にしんそば」がすっかり気に入ってしまいました。

先月京都ふらり旅の際、お昼ごはんを食べようと
大原寂光院のすぐ近くにある美遊喜茶屋(みゆきちゃや)
というお店へ入りました。

自分でもたぶん普段なら選ばないと思うのですが、
なぜかその時は迷わず「にしんそば」に心が決まり
どうして今までこの味を知らなかったんだろう!
というほど、すっかりお気に入りになってしまいました。

まだまだ自分の知らない味覚がありますね・・・

あまりの私の気に入りように、だんなさんが
近所の成城石井でにしんの甘露煮を買ってきてくれて
先週末のお昼にいただきました。
そばつゆ+白だしも使って透んだスープにするのが良いようです。
にしん甘露煮の味が引き立つ感じがします。

次は甘露煮を作れるようにならなくては。

2010年10月3日日曜日

水始涸(みずはじめてかる)

七十二候では、今日からの5日間は「秋分」の末候で
「水始涸(みずはじめてかる)」田んぼの水を抜く頃、なのだそうです。


新米の季節ですね。
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