先週末に東京へ行く用事があり、久しぶりに両親・妹と一緒に、
今年4月に新しくオープンした東京・丸の内の「三菱一号館美術館」
へ行ってきました。雰囲気のある素敵な美術館です。
美術館へ入る前に隣接のオープンテラスカフェでランチしました。
赤みがかった煉瓦色の建物と、中庭のせせらぎや新緑の草木や
バラなどの花を眺めながら食事ができて、とても気持ちがよく、
幸せなランチタイムを過ごしました。
いま開催されているのは「マネとモダン・パリ」展です。
オルセー美術館他から集められたマネの作品を中心に
マネの生きた1800年代当時のパリの様子や建物の設計図、
写真なども多数紹介されていました。
展示内の解説にあったので目が探したのかもしれませんが
絵の中の深い「黒」が強く印象に残りました。
美術館ホームページに「すみれの花束をつけた
ベルト・モリゾ」という絵が掲載されていますが、
他にも女性が黒い服を身にまとっている絵が何点もあります。
当時女性が普段に黒を着ることは非常に珍しかったそうです。
鮮やかな色の中でも、落ち着いたトーンの中でも、
深い「黒」の存在感が心に残りました。
単純な私は黒い服が作りたくなり、ただいま製作中です。
いつも音声ガイドがあれば借りることにしています。
絵や作品の描かれた背景や意図を知る事で
見方が広がるのが楽しいです。
今回はマネと同時代を生きたシャブリエ、ドビュッシー、
シューベルトの音楽をBGMとして楽しむことができますよ。
HP上でも混雑状況が確認できるようですが、
休日の午後は混雑するようです。
私たちが入館した土曜の12時半頃は並ばずに入れましたが、
出たときには入館待ちの長い列が出来ていてびっくり。
平日もしくは休日早めの時間がよさそうですね。
服作りを始めて以来、美術館へ足を運ぶ機会が増えました。
作品を実際に目にすることができる楽しみはもちろんですが、
何かを「創る・表現する」人たちがどんな事を見ていたんだろう、
考えていたんだろう、ということに一番興味があります。
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