2010年5月19日水曜日

休日を美術館で

先週末に東京へ行く用事があり、久しぶりに両親・妹と一緒に、
今年4月に新しくオープンした東京・丸の内の「三菱一号館美術館
へ行ってきました。雰囲気のある素敵な美術館です。

美術館へ入る前に隣接のオープンテラスカフェでランチしました。
赤みがかった煉瓦色の建物と、中庭のせせらぎや新緑の草木や
バラなどの花を眺めながら食事ができて、とても気持ちがよく、
幸せなランチタイムを過ごしました。

いま開催されているのは「マネとモダン・パリ」展です。

オルセー美術館他から集められたマネの作品を中心に
マネの生きた1800年代当時のパリの様子や建物の設計図、
写真なども多数紹介されていました。

展示内の解説にあったので目が探したのかもしれませんが
絵の中の深い「黒」が強く印象に残りました。
美術館ホームページに「すみれの花束をつけた
ベルト・モリゾ」という絵が掲載されています
が、
他にも女性が黒い服を身にまとっている絵が何点もあります。
当時女性が普段に黒を着ることは非常に珍しかったそうです。
鮮やかな色の中でも、落ち着いたトーンの中でも、
深い「黒」の存在感が心に残りました。
単純な私は黒い服が作りたくなり、ただいま製作中です。

いつも音声ガイドがあれば借りることにしています。
絵や作品の描かれた背景や意図を知る事で
見方が広がるのが楽しいです。
今回はマネと同時代を生きたシャブリエ、ドビュッシー、
シューベルトの音楽をBGMとして楽しむことができますよ。

HP上でも混雑状況が確認できるようですが、
休日の午後は混雑するようです。
私たちが入館した土曜の12時半頃は並ばずに入れましたが、
出たときには入館待ちの長い列が出来ていてびっくり。
平日もしくは休日早めの時間がよさそうですね。

服作りを始めて以来、美術館へ足を運ぶ機会が増えました。
作品を実際に目にすることができる楽しみはもちろんですが、
何かを「創る・表現する」人たちがどんな事を見ていたんだろう、
考えていたんだろう、ということに一番興味があります。

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