日本茜で糸を染めました

週末に草木染めの教室へ行きました。
今回は日本茜の根で綿糸を２かせ分染めました。

これが日本茜の根っこです。
日本茜は一本からとれる根っこの量もわずかで
いま希少な材料なのだそうです。

もうすこし細かく砕いて袋にいれて煮出します。
今回は茶色の雑味を取り除くため１煎目を捨てました。
染色→媒染（アルミ）→染色の行程でこんな色に染め上がりました。

いままで異なる２色に染める場合、媒染材を変えたり、
水を加えて濃度を変えたり、のパターンでしたが
今回は同じ媒染材で濃度も変えていません。
最初に"赤味"の方から糸に浸透してゆくので
最初に入れた１かせは赤をたくさん吸って濃い色になり
次に入れた１かせは同じ鍋に残った赤みで淡い色に。
染めた後の染液は実際に赤みが消えて黄色っぽくなっていました。

染めの世界はちょっと化学的だなと思います。。（←苦手分野）
でも化学が発展するはるか昔からある技術ですよね。
昔の人はとにかく試行錯誤の中からいろんな発見をして
という事を繰り返してきて今に受け継がれていると思うと
歴史の重みを感じます。

染めを始めて、毎回新しい事に出会えるのが楽しいです。
時間はかかりましたが、
染め上がりの色もとても気に入っています。
何を作るかは、これからじっくり考えます。

開店祝い

開店初日にご来店下さった皆様、ありがとうございました。
これからものんびりと見守っていただけたらうれしいです。

おうちでささやかにwebショップ開店祝いをしました。
お気に入りのスペインのスパークリングワインcava、
簡単おつまみ、Ｈさんのシンプル美味しいパスタと
ご褒美ケーキ。

作品を初めてお買い上げ頂けた時にはまたご褒美ケーキを・・・
なんて新たな企みも。。

本日午前11時にwebショップ開店します。

おはようございます。

いよいよ本日5月28日の午前11時に
かえる洋裁店webショップを初開店します。
webショップへはかえる洋裁店のホームページからどうぞ。

この日のためにmaikoさんが描いてくれた素敵なイラストと共に
開店にあわせてホームページも"ちょっこし"ですがリニューアルします。

皆様のご来店を心よりお待ちしています。

紅花栄（べにばなさかう）

いよいよ明日は満月の日。
かえる洋裁店webショップオープンの日です。
月のパワーを助けに借りて最終準備を頑張っています。

太陽のめぐる１年を季節ごと２４に区切ったのが二十四節気。
各二十四節気の約１５日間をさらに約５日ごとに
「初候」「次候」「末候」
の３つの期間に区切ったものが七十二候です。

二十四節気や七十二候から自然の周期を感じることができます。

昨日２６日〜３０日までの５日間は
「小満（しょうまん）」の次候で
「紅花栄（べにばなさかう）」
紅花が盛んに咲く時期だそうです。
紅花畑、見たいなぁ。

紅花というと、ジブリ作品の「おもひでぽろぽろ」を思い出します。紅花畑がとても美しく描かれていた記憶が残ってます。

あじさいに蕾がつきました

2年くらい前に町内会のバザーで小さなポットに入って
葉っぱが数枚だけのあじさいを100円で売っていました。
花屋さんで売られているような花付きの鉢だと
たぶん2000円以上すると思います。
ずっと欲しかったので喜んで買って帰りました。

多分お庭のあじさいをちょきんと切って
挿し木したものだったのではないかと思います。

昨年はハダニがついてしまって葉が枯れたり
試練の日々でしたが、今年は大きくなって
虫にも負けず初めて蕾をつけてくれたのでした。

どんな花を咲かせてくれるか日々楽しみにしてます。
こういう小さな幸せがうれしいです。

ドゥブロヴニクのドレス屋さん

普段テレビをあまり見ませんが、
NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組は
まるで自分がその街を歩きながら景色をみて
現地の人と会話しながら旅しているような、
そんな感覚が楽しめるので好きで見ています。

少し前になりますが、その番組でクロアチア南部にある
世界遺産ドゥブロヴニクの旧市街の"街歩き"を楽しみました。

真っ青な海に面した城壁に囲まれた街。
赤瓦の建物と石畳の道が続く町並み。
小径を歩いているとミシンの音が聞こえてきて
入り口を覗いてみるとそこはドレス屋さんでした。

自分とは違う国に住み、知らない言葉を話している人が
同じ仕事をしている、というただそれだけのことだけど
それがなんだかうれしい・・・不思議な感動がありました。
この仕事を選んで良かったな、なんて改めて思ってしまって。

これからもそう思えるように少しずつ技術も向上できるように
頑張っていきたいと思います。

小満(しょうまん)

季節を２４に区切った二十四節気では、
今日から６月５日までを「小満(しょうまん)」といいます。
草木がぐんぐん伸びてゆく季節なのだそうです。

季節をもう少し細かく区切った七十二侯では、
今日から５日間を「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」
としています。

夏に向けて草花も虫たちも活発に動き始める季節なんですね。

私も頑張らないと。

黒リネンのチュニック

早速作った黒い服。
素材は麻100％、ラグランスリーブのチュニックです。

デコルテの部分にレースを使ってみました。

青いオーガニックコットンのチュニックと同じく
肩の部分はシャーリングゴムで動きやすく着ごこちが楽です。
背中のリボンでゆとりを調節できるようにしてあります。

写真のトルソーは身長160cmの高さにしてあります。
丈はだいたいおしりが隠れるくらいの長さです。

薄手の麻なので、キャミソールなどと着ていただけたらと思います。

麻は大好きな素材の一つです。
ぱりっとした生地もふわふわした生地もどちらも好きです。
乾きやすいのもいいですね。

「麻は夏」というイメージがありますが、重ね着や布の種類を選んで
オールシーズン着られる素材になってきているようです。
この秋冬、そんな麻の使い方も試してみたいなと思っています。

休日を美術館で

先週末に東京へ行く用事があり、久しぶりに両親・妹と一緒に、
今年４月に新しくオープンした東京・丸の内の「三菱一号館美術館」
へ行ってきました。雰囲気のある素敵な美術館です。

美術館へ入る前に隣接のオープンテラスカフェでランチしました。
赤みがかった煉瓦色の建物と、中庭のせせらぎや新緑の草木や
バラなどの花を眺めながら食事ができて、とても気持ちがよく、
幸せなランチタイムを過ごしました。

いま開催されているのは「マネとモダン・パリ」展です。

オルセー美術館他から集められたマネの作品を中心に
マネの生きた1800年代当時のパリの様子や建物の設計図、
写真なども多数紹介されていました。

展示内の解説にあったので目が探したのかもしれませんが
絵の中の深い「黒」が強く印象に残りました。
美術館ホームページに「すみれの花束をつけた
ベルト・モリゾ」という絵が掲載されていますが、
他にも女性が黒い服を身にまとっている絵が何点もあります。
当時女性が普段に黒を着ることは非常に珍しかったそうです。
鮮やかな色の中でも、落ち着いたトーンの中でも、
深い「黒」の存在感が心に残りました。
単純な私は黒い服が作りたくなり、ただいま製作中です。

いつも音声ガイドがあれば借りることにしています。
絵や作品の描かれた背景や意図を知る事で
見方が広がるのが楽しいです。
今回はマネと同時代を生きたシャブリエ、ドビュッシー、
シューベルトの音楽をBGMとして楽しむことができますよ。

HP上でも混雑状況が確認できるようですが、
休日の午後は混雑するようです。
私たちが入館した土曜の１２時半頃は並ばずに入れましたが、
出たときには入館待ちの長い列が出来ていてびっくり。
平日もしくは休日早めの時間がよさそうですね。

服作りを始めて以来、美術館へ足を運ぶ機会が増えました。
作品を実際に目にすることができる楽しみはもちろんですが、
何かを「創る・表現する」人たちがどんな事を見ていたんだろう、
考えていたんだろう、ということに一番興味があります。

とてもシンプルで美味しいトマトパスタ

NHK「きょうの料理」で紹介されていたとってもシンプルでとっても美味しいトマトパスタのレシピです。

落合シェフの「スパゲッティ・ポモドーロ」
材料は、スパゲッティ、トマト缶、塩、パルメザンチーズ、オリーブオイル。
オリーブオイルを熱して、あとはトマトを塩でふつふつ煮詰めるだけ。なのですが、トマトの甘いこと！トマトの旨味とパルメザンチーズのコクがパスタと絡まって幸せな味になりました。

トマトはカットトマト缶を、パルメザンチーズはちょっと手抜きして市販の粉チーズを使いましたが、十分美味しかったです。バジルもあれば香りが加わってさらに美味しいでしょうね。

忙しくても「食べること」は大切にしたいなって思います。

テッセンの花

伊勢のお庭から、きれいに咲いたテッセンの花の写真が届きました。
”クレマチス”とも呼ばれる花ですが、この紫とも青ともつかぬ深い色の花には和名が似合う気がします。 いつかお庭のある家に住む機会があれば、ぜひ植えたい花の一つです。

お庭といえば、2008年に亡くなられてしまいましたがターシャ・テューダーさんのガーデンも好きです。とても念入りに計画され植えられ手入れされていた数々の草木花が咲き乱れる庭ですが、一見ナチュラルというか、人が植物たちを支配しすぎていない様子が好きです。「ターシャの庭」や「ターシャ・テューダーのガーデン」などの本をみながら彼女の庭に咲いていた花のいくつかをベランダで育てたりして楽しんでいます。

ベルスリーブのチュニック

薄いオーガニックコットンローンの布でベルスリーブのチュニックを作りました。

肩はゴムシャーリングになっていて楽な着心地ですが、ハイウエストの切替＋ウエストを少し絞って、だぼだぼした感じにはならないようにしました。後ろの肩幅部分にはひもを通してあります。サイズを合わせて着ていただけると思います。

おうちでリラックスしたい時にも着てもらえたらと思うのですが、家事をするにはちょっと袖が邪魔になりますね。もう１つ袖が短いのを作ります。

さて、今日はとても良い天気ですが来週はくもり＆雨が続くようなので、はりきってカーテンを洗います。

ダブルガーゼのチュニック

綿のダブルガーゼでワンピースのようなチュニックを作ってみました。
スタンドカラー風の衿、ギャザーを寄せた袖とスカートにポケットが２つ。
ちょっと”レトロ”なデザインです。

エプロン代わりに気軽に羽織れる服にしたかったので、ボタンはこれから付けますがスナップボタンにしようと思っています。

今後、ちょっとお買い物にという時にもそのままお出かけできる
「お出かけできるかっぽう着シリーズ」を作りたいと思っています。

オーガニックコットンのブラウス

軽くて薄いオーガニックコットンの布でラグランスリーブブラウスを作りました。色は優しいライトグレーです。先日ご紹介したラグラン袖のブラウスと同じカタチで、身頃/袖の生地と縁取りの生地を入れ替えて作ってみました。

同じく裾にひもを通してあるので絞り具合によって違った表情になります。
丈を長くしてチュニックも作ってみようかな。

誕生日おめでとう＆ありがとう

今日は、いま「かえる洋裁店」のロゴやイラストをお願いしている友人のイラストレーターMっちと私の誕生日で毎年お互い「おめでとう／ありがとう」を交換しています。

今年もおめでとう＆ありがとう。

出会ってかれこれ16年くらいになるでしょうか、アメリカに短期留学したときのルームメイトで、お互い初めての海外ということもあり、見るもの聞くもの１つ１つに感動したり驚いたり落ち込んだり、いろんな気持ちを共有したなぁと思います。

その後それぞれの道を歩いてきて今年「かえる洋裁店」openをきっかけに、一緒にものつくりができることをとてもうれしく思っています。ひそかにこの先数カ年越しの計画も一緒に企んでおります。
「M＆M」のコラボ、大事にあたためていこうね。

立夏（りっか）、蛙始鳴（かわずはじめてなく）

季節を２４に区切った二十四節気では、
今日から「立夏（りっか）」に入ります。
夏の気配をはじめて感じる頃、なんですね。
春を過ぎていよいよ夏に向かってゆくのですね。

季節を表す七十二候では、今日からの5日間は
蛙始鳴（かわずはじめてなく）という季節だそうです。

ゴールデンウィークも今日で終わり。
かえる洋裁店も28日の開店に向けてお仕事再開です。

松阪にて

伊勢から少し足を伸ばして松阪へ行きました。

お昼に、親戚の方から教えていただいた
自然薯料理のお店、本居庵へ。
江戸時代の国文学者、本居宣長は松阪の生まれで
お店は本居宣長ノ宮という神社の敷地内にあって
近くには記念館もありました。

わたしはざるそばとろろを注文しました。
自然薯とろろをいれた冷たいおつゆにつけて
そばをいただくのですが、とても美味しかったです。

「じねんじょ長芋のかばやき」という珍しいメニューもあり
すりおろしたじねんじょ芋を海苔にのせて
甘めのお醤油だれをつけて焼いたものでした。

お昼の後に、隣にある松阪城趾（松阪公園）へ
藤の花を見にゆきました。

石垣の道をしばらく登ってゆきます。

広場になっているところに立派な藤棚があります。あたり一面に甘い香りが立ちこめていました。

かなりの老木が１本、わりと最近植えられた木が１本、たった２本でこれだけの花を咲かせているのは驚きです。１ｍにもなる大きな花も咲くことがあるそうですよ。

伊勢にて

伊勢へ帰省しました。

お庭に花がたくさん咲いていました。ウグイスの鳴く声もよく聞こえました。春をめいっぱい感じます。
もう少し早かったら満開の芝桜を観ることができたのですが、ピークを過ぎたとはいえ、まだまだきれいでした。

季節を表す七十二候では、「牡丹華（ぼたんはなさく）」時期ということで、お庭の地植え・鉢植えの牡丹が咲いているのを楽しみにしていたのですが・・・数日前の雨で花がすっかり痛んでしまったとのこと。今年は観ることができませんでした。残念です。

金沢で買ってきた加賀のさつまいも「五郎島金時」で大学いもを作ってもらいました。揚げたさつまいもの香ばしさとお醤油＋お砂糖の甘じょっぱさが美味しくてすっかり食べ過ぎてしまいました。

続・金沢の思い出

4月30日の「日々ノコト」で金沢21世紀美術館へ
行ったときのことをご紹介しました。

その後、有名な「兼六園」へ行きました。
右→のお散歩あるばむはその時に撮った写真です。
20枚の写真をスライドショーにしてみました。

次の日は金沢の骨董店街から川辺の道をゆるゆるお散歩して
近江町市場でおみやげに加賀野菜や地酒を買ったりして楽しみました。

あと楽しかったことといえば・・・お魚が本当に美味しかったです。
お刺身はもちろん、のどぐろの塩焼き、黒むつの照り焼き、
ハタハタや白エビのお寿司、etc...

おしょうゆ・味噌の工場が集まったエリアにあった喫茶店で
しょうゆソフトクリームもいただきました。不思議な甘しょっぱさ。

本当に素敵な街でした。また訪れてみたいです。

お引っ越ししてきました。

こんにちは。かえる洋裁店です。

「人と自然に優しくて、心地良くて、どこか懐かしいもの」
をテーマに麻や綿など天然素材の生地で服を、
草木染めの糸で小物などを創っています。

かえる洋裁店の日記「日々ノコト」は、
こちらのページへお引っ越ししてきました。

過去の「日々ノコト」は、こちらのページでご覧いただけます。

かえる洋裁店ホームページはこちらです。

お時間がありましたら、ぜひお立ち寄りください。

これからもどうぞよろしくお願いします。