梅しごと ージャム作りー

・お友達からふくふく立派な梅の実をおすそわけいただきました。
　だんな様のご実家で無農薬で育てられたものとのことで
　箱をあける前からふわーっと甘い香りが漂っていました。
　まさに季節のお便り、幸せの香りです。

　今年の梅しごと第2弾はジャム作りとしました。
　初の梅ジャム作りで砂糖の加減がちょっと不安でしたが、
　好みの味においしく出来上がったと思います！
　参考にしたレシピにあったとおり、取り除いた種も無駄にせず
　試しに1粒、炭酸水で割って頂いてみたら
　さわやかで甘酸っぱい良い夏の飲み物になりました。
　種のみなさんも大活躍してくれそうです。

　おすそわけいただいた梅で甘いぽたぽた漬けにも挑戦してみようと思っています。
　梅しごと第3弾。いまは下漬けの段階で冷蔵庫で梅雨明け待ちしています。

　Sちゃん、すてきな梅をありがとうございました！

・今週は１週間が経つのをさらに早く感じた気がします。
　楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

　車の運転の勉強もいよいよ佳境に入ってきました。
　来週からはそろそろ出来るだけ先生に頼らずに
　自分で判断できるようにならないと･･･と心掛けてがんばります。

　みなさま良い週末を。

金澤散歩

・しばし日記をお休みしてしまいましたが元気にしています。
　
　月曜から今日までたかはしまいこさんが金沢へ遊びに来てくれたので
　ふたりでてくてくぶらり金澤散歩を堪能しました。何万歩あるいたでしょうか。

　ひがし茶屋街、浅野川、主計町茶屋街、近江町市場、金澤表参道、
　金沢21世紀美術館、竪町にある秘密の?お気に入りの建物、新竪町商店街、犀川、
　兼六園、金沢城公園、尾張町、石川近代文学館、
　夜のせせらぎ通り、夜の21世紀美術館･･･

　毎日これ以上ないという晴天にめぐまれて
　すてきなお店やおいしいお食事、レトロな建物を一緒に巡って
　あれこれとりとめのない話をして･･･
　案内するというよりは一緒に新しい発見を楽しんでしまって
　迷ガイド役を務めてしまいましたがうれしい散歩の日々でした。

　はるばる遊びに来てくれてうれしかったです。ありがとう♪
　ぜひまた冬にもお散歩しましょう！

　いろいろ撮った金沢の街かど写真も整理して
　すこしずつご紹介したいと思います。

　↓　朝の兼六園にてみつけたきのこです。
　携帯で撮った写真なのできれいに撮れていません。スミマセン･･･
　青々ときれいに敷き詰められた苔の中に
　ぽつりと一人たたずんでいる様子が気に入ってしまいました。
　

夏至｜乃東枯（なつかれくさかるる）

・今日から二十四節気の夏至（げし）に入りました。
　太陽の出ている時間の最も長い日です。
　夏はこれからなのに、もう日が少しずつ短くなると思うと
　何だかちょっぴり寂しい気もします。

・七十二候では今日からの5日間は「乃東枯（なつかれくさかるる）」
　”乃東”は夏枯草（かこそう）、うつぼ草の異称で
　花が咲き、枯れた姿が目立つころなのだそうです。

・梅雨まっただ中の今、菖蒲やかきつばた、どくだみなど
　この時季ならではの植物がいろいろ咲いていますが
　ベランダのミニクチナシの花も今朝咲きはじめて
　顔を近づけるとほんのり甘い香りがしています。

夏椿

・週末に金澤表参道を歩いていたら夏椿の花がきれいに咲いていました。
　


　新緑の葉と白い花が初夏に映えて何ともさわやかです。
　もしいつかお庭のある家に住むことができたなら、
　ぜひ植えたいと思っている木のひとつです。

　去年夏椿の枝で麻の反物を染めました。
　まだ反物のまま服に仕立てていないのですが、
　お店を再会する際に必ずラインナップしようと考えています。
　

コーギーさんのエプロン

・北海道でコーギー犬と暮らしている友人からのご依頼で
　お散歩わんこエプロンを製作しました。



　犬さん用の服作りはまったく経験がなかったので(!)
　今回は希望のかたちや寸法を指定していただいて何とか形にした次第です。

　生地はナイロンの撥水生地で作りました。
　コーギーさんなので英国の雰囲気が似合うかなと思って選んでみたのですが
　深緑ｘ濃紺のタータンチェック柄でブラックウォッチとも呼ばれています。
　アームホール部分や裾は茶色の撥水バイアステープで縁取りました。
　ミシン糸も撥水加工されたものを使ってみました。
　
　さっそくコーギーの大吉さんが着てくれている写真を送ってくれました。







　眼光鋭い大吉さんです...


　
　こちらは夢吉さんです。
　このエプロンは夢吉さん用になるようです。



　英国紳士風に蝶ネクタイを付けても良かったかも？と思いました。
　きっと似合うはず！（後日チャンスがあったら付けましょうっ）



　コーギー犬ってかわいいですよね。特に歩く姿とおしりがかわいいです。
　街でコーギーを見かけると思わず後ろ姿をじーっと見つめてしまいます。
　初めての挑戦でしたが、この機会を頂けてうれしかったです。
　Sやん、本当にありがとうございました！

　もしかしたら大吉さんのカッパ製作プロジェクトが動き出すかも？
　また初めての挑戦ですが、新しい世界に飛び込むのはわくわくです。

・今日もうひとつの新しい世界に飛び込みました。
　なんとか仮免許をいただくことができました。
　こんなに緊張したのは何年振りでしょう･･･
　相当おそるおそる運転していたみたいで、
　試験後に先生から「もっと元気よく運転してくださいね」
　とコメントをいただいてしまいました（笑）
　教習もこれからが本番、がんばりたいとおもいます。

ヒペリカムとチョコレートコスモス

・週末に羽咋市にある野菜直売所の神子の里へ行ってきました。

　新鮮で安いお野菜や乾物、そば粉や米粉に宇宙漬(!?)などのお漬物、
　近くにあるかのんカフェのコーヒー豆も買えたりして
　いつも楽しいお買い物ができるのでドライブを兼ねて足を運んでいます。
　併設されているそば処里山さんで美味しいおそばを食べた後に、
　丁寧にドリップされたコーヒーとソフトクリームを頂くのも楽しいです。

　いつもお店の入口に花や山野草や木の苗などが置かれていて
　ほしいな〜と思いながらも「これ以上増やしてはいけない」と
　心を鬼にして通り過ぎることにしていたのですが
　ついに負けて２つも連れて帰ってきてしまいました･･･。

　こちらはヒペリカムという名前の花木です。


　たまに街路樹の足元などに植えられているのを見かけますが
　それよりは花がふたまわりくらい小さめです。
　以前にどこかのおそば屋さんでテーブルの上の一輪差しに
　そっととても素敵に活けられていたのが忘れられずにいました。
　どこか梅のような姿とあざやかな黄色がとてもかわいいです。
　やっと自分の小さな庭の仲間に加わってもらうことができて
　数年越しの願いがひとつ叶いました。

　もうひとつは、チョコレートコスモスという花です。





　色もチョコ色ですが、鼻を近づけるとチョコの匂いがします。
　フランスの花屋さんに並ぶ花を思い起こさせるような
　深い花の色に惹かれてつい購入してしまったのですが
　部屋に飾ると濃い色がとても映えるせいでしょうか
　1−2輪だけでも存在感があるのですごく気に入っています。

　夜には深い色が溶け込んでまた違う魅力があります。

梅子黄（うめのみきばむ）

・七十二候では今日からの5日間は「梅子黄（うめのみきばむ）」
　梅の実が黄色に色づき、熟しはじめるころなのだそうです。

　ちょうど私もことしの梅しごとを始めたところです。
　先日仕込んだ梅干し用の梅は少しずつ梅酢が上がってきました。
　さらにもう1kg分の梅干しを仕込んで赤紫蘇漬けにするのと
　今年は梅ジャムも作ってみようと思っています。
　週末においしそうな梅の実を探しに出掛ける予定です。

・教習所へ向かう道の途中でこんなあじさいの花を見かけました。
　がくがふっくら丸みを帯びて咲いているのがかわいいです。



　引っ越してきてから今までは晴天率が高い気がしていますが
　これから”雨の多い金沢”を実感することになるのでしょうか。
　明日からは梅雨らしい天気のようですが、みなさま良い週末を。

実りの予感

・ベランダのオリーブは少し前に花の時期が終わったところです。
　枯れた花の小枝をふとよくよく見てみると
　小さな小さな実になりそうなふくらみがいくつか付いています。



　いままでの数年は実が１つなるかならないかという具合でしたが
　今年はもしかしていくつか収穫できるのではと期待がふくらみます。
　花が満開のころ花の周りを飛ぶ虫をみかけましたが
　彼らの働きのおかげなのかもしれません。
　もうすこし様子を見守りたいと思います。

・6月はくちなしの花の季節でもあります。
　ベランダのくちなしの木にもつぼみがたくさんついているところです。
　


　我が家のくちなしさんは八重咲きのものなので
　残念ながら実の収穫は望めないのですが
　花が咲いたときの甘い香りはなんともいえません...

　もともと苔玉だったのを鉢植えにしました。
　どうやら横に広がるタイプのようで、かわいそうに思うのですが
　今のベランダ育てるには少し小さく切り戻す予定です。

本当の？あじさいの花

・今日も梅雨とは思えない良いお天気の一日でした。
　
　伊勢から頂いたがくあじさいの花がきれいに咲いてます。


　花のようにみえる”がく”に囲まれた小さな花も咲きました。
　確か･･･こちらが本当の花ですよね？



　こちらの先輩あじさいさんも次々咲いています。
　左のピンクがかった色の薄い方が後から咲いた方です。
　日を追うごとに色が深く変わってゆくのが楽しいです。



・来週の自動車仮免許受験に向けて、学科のプレテストを受けました。
　まずはきちんと合格点が取れました。良かったです。。。

　試験の前に、普段使っていない頭に栄養を･･･と
　にし茶屋街の甘納豆かわむらさんの「白花美人」を頂きました。



　ふっくりした白いんげん豆の甘納豆です。
　上品な優しい甘さで口福のひとときでした。



　技能教習はまだまだ課題がたくさんです。。。
　何とか合格点に届くところまで、頑張りたいと思います。

梅しごと

・黄色く熟した梅が出回る季節となりました。



　ほのかに甘い良い香りがふわ〜っとして思わず深呼吸してしまいます。

　昨年初めて挑戦した梅干し作りですが、今年も作ります。
　自家製梅干しはシンプルだけどなかなか力のある味で
　玄米ごはんの甘さを引き出してくれるようで好きです。
　今年も気に入った味に漬かりますように･･･。

　水気を拭いたりへたを取ったり黙々と作業する間
　このキッチンスツールが活躍してくれました。



　先週末ふらりとギャラリートネリコさんへ立ち寄った際に
　尾田伊生さんという金沢の作家さんの「木の家具展」が開催されていて
　いろんな木で作られたスツールなどがたくさん並んでいました。
　ひとつひとつ腰をかけてみるとそれぞれに個性があるのがわかりました。
　いちばん持ち心地と座り心地が好きだったこの栗の木のスツールに
　私たちのおしりを預けることに決めました(笑)
　またすてきな仲間に出会えてうれしいです。

小鳥

・金沢もついに梅雨入りしたそうですが今日は貴重な晴れの一日となりました。

　のんびり自転車で走っていたら青々とまぶしい芝生の上に
　小鳥がぴょんぴょんと跳びはねているのを見かけました。
　またあいにくカメラをもっていなくて携帯の粗い写真しか撮れなかったのですが
　色や形がきれいな鳥でした。鳥の名前がわかる人になれたらいいなと思います。

リネンのシャツ

・うーん･･･今週中の完成を目指しましたが、残念ながら一歩及びませんでした。
　あとボタン穴をかがってボタンをつけたら出来上がり、というところです。



　着せているボディは女子ですが、シャツはだんなさん用にメンズ仕立てです。
　小さめの衿のナチュラルなシャツ、というオーダーでした。
　うかうかしていたら長袖を着るには暑い季節になってきてしまいましたが
　梅雨の間や真夏の日よけにも着てもらおうと思います。

　折り伏せ縫いというYシャツなどでよく見られる縫い方で
　縫い代処理にロックミシンを使わないで仕立てています。
　ロックミシンに比べて手間と時間がかかりますが
　１つのミシンだけで仕上がるシンプルさが良くて
　裏側もすっきり仕上がるので個人的には好きな方法です。

　でももう少しこの縫い方の経験と修行を積まなくてはと思います。
　今後の服作りにもどんどん取り入れてみようと思っています。
　
・このシャツのリネン生地は肌触りがとっても良くてかなり気に入りました。
　素肌に直接着る夏服や寝具などにも心地よさそうです。
　良く利用させていただいているネットのお店で購入しました。
　いつも迅速丁寧に対応してくださるお店なので、おすすめです！
　日本製リネン｜ヨーロッパ服地のひでき（楽天のお店です）

・自動車学校の技能教習が始まってさいしょの1週間をなんとか乗り切れました。
　せっかく免許を取るならとミッション車のコースを選んだのですが
　危なっかしいながらも頑張って続けて通っている自分をほめてあげたいです（笑）
　（その前に横で見守ってくださる先生の忍耐力に感謝すべきですね。）
　
　いままで道路を走るたくさんの車を何ともなく眺めていましたが
　操作する側になる勉強をしている身になると
　単なる景色でなく自然と動きなどを観察するようになりました。

　来週も引き続き緊張の日々となりそうです。

　金沢はあいにく雨模様となりそうですが、みなさまどうぞ良い週末を。

お酢な生活

・先日、金沢市内にある1923年（大正12年）創業の今川酢造さんへ行ってきました。

　ホームページトップのお写真に写っているご主人が
　お時間あればどうぞ、と酢を仕込んでいる蔵を案内して下さいました。
　立派な梁の通った天井の高い蔵にお酒やお酢を仕込むタンクが並んでいて
　はしごを少し昇ってタンクの中も見せていただいてしまいました。
　
　まずお酒を造ってからタンクで数ヶ月の間ゆっくり醗酵する
　天然醸造法（静置醗酵法）という今では数少なくなった方法で
　とても時間と手間をかけてお酢を造られているのだそうです。
　（お酢ができるまでの工程がこちらで紹介されています）

　急いでたくさん造ろうとすれば3日間で酢にさせることもできるそうですが
　じっくりゆっくり熟成されたお酢は旨み成分が生まれて
　とてもまろやかで深い味になるのだそうです。

　造った方の顔が見えて、そして完成するまでの時間や手間に思いをはせると
　日々頂く際にしみじみとありがたい気持ちになります。。


・購入した純米酢を使って、さっそくピクルスを仕込みました。
　今回は曲がりきゅうりとカリフラワーの2種類です。
　つーんとした酸っぱさでなく噛みしめる度に味を感じます。
　良いお酢のおかげで美味しく漬かりました。

　



・お店に伺った際、お酢とゆず果汁と砂糖を合わせた”ゆず香”を
　牛乳で割ったものを試飲させてくださったのですが
　それがとっても美味しくてはまってしまいました。
　
　あまりに気に入ってしまって翌日他の種類を買いに行きました。
　”無花果（いちじく）”と”ブルーベリーグッド”。
　どちらも”ベリーグッド”なお味です。

　ヨーグルトにかけたり、牛乳と頂いたり、炭酸水で割ったり。
　お酢を日々の食事に取り入れる強い味方に出会いました。



　今川酢造さんのように規模は小さいながらも
　地道に実直にものを造っていらっしゃるお店が
　どうか続いていってほしいと心から願います。

　本当に小さな小さな応援ではありますが
　これからも積極的にお酢料理を作って
　お店に足を運んで買うことで応援したいと思います。
　

美しい立ち姿

・先日、宇治の平等院へ行ってきました。



　鳳凰堂を眺めながら周りをぐるりと回ったところで、
　池の畔に直立不動の鷺がいるのに気がつきました。
　（ズーム撮影ができないカメラしか持っていなかったので）



　地面に足をぴーんと突っ張って
　羽をぴしっと体にくっつけて
　胸を張ってじーーっと動きません。
　あまりに動かないので置物では･･･？と思ってしまったくらいです。

　その立ち方があまりに格好良くてほれぼれしてしまいました。

　その後で平等院ミュージアム鳳翔館に立ち寄った際に
　鳳凰堂の屋根の上にあった一対の鳳凰の像を観ました。
　その鳳凰の立ち姿がまたさきほどの鷺と同じで
　地面をわしっと掴んで力強く胸をぐっと突き出すように立っているのが
　りりしくてかっこよくて静かにじーんと感動してしまいました。
　この鳳凰を制作した人達の観察眼や美意識の鋭さをひしひし感じました。
　鳳凰を観られただけでも立ち寄った甲斐があったと思うくらいです。

　深い緑の山に囲まれた川の景色がとても気持ち良い場所でした。
　またゆっくりと訪れてみたい場所の１つです。

芒種（ぼうしゅ）

・二十四節気では今日から「芒種（ぼうしゅ）」
　”芒”とはイネ科植物の穂先の細い毛の部分のことで
　稲や麦の種をまくとき、という意味で使われています。
　実際には田植えが始まる時季、なのだそうですが
　ここ金沢でも先月には田植えが終わっていて
　苗の背丈が日々だんだんと大きくなってきています。

・七十二候では、「蟷螂生（かまきりしょうず）」
　蟷螂が姿を見せる季節なのだそうです。
　たくさん害虫を食べるので、益虫とされてきたのだとか。
　田んぼや畑の守り神？だったのですね。
　

笑顔をくれるもの

・6月に入り、日差しの強さが増してきたように感じます。　

　いまリネンのシャツを縫っています。
　やっぱり天然素材の布は触っていて気持ちがいいです。
　麻は乾きやすいので金沢の地に向いているかも？
　これから袖をつけてボタンをつけて、というところです。
　早く仕上げてお披露目できたらと思います！

・金沢うら田さんの「加賀八幡 起上もなか」というお菓子です。
　なんとも可愛らしいパッケージングです...



　包みを開けると、もなかにもちゃんと顔があるんですよ。
　その中には餡がずっしりと入っていました♪



　思わず笑顔を運んでくれるものってすてきですね。
　私もそんな服やものたちを作れたらなぁと、思っています。

向田さんの視点

・向田邦子さんのエッセイ集「無名仮名人名簿」がとてもおもしろいです。

　ご本人を含めた”人”のいろんな面を観て捉えるその視点を尊敬しつつ
　飾らない文章がすっと心におちてくるので
　人の”しようがない”心理や行動に共感を覚えて
　クスっと小さく笑いつつ、あぁそうですよね･･･、と何だかほっとしたり。
　
　世代も違うのにいろいろ共感してしまうので
　向田邦子さんご本人に対する興味が湧いて勝手に親近感を感じてしまいます。
　お酒を飲みながらあれこれとりとめのないおしゃべりができたら
　さぞかし楽しいだろうなどと思ったりしてしまいます。

　この本には出会う運命だったのかなと思います。
　以前に古本屋さんでふと見つけてぱらりとみたところ
　読んでみたいタイトルが並んでいたので買おうとしたら
　まだ値付け前だったようで、その時はご縁がなかったのですが
　先日あうん堂さんの本棚に表紙を見つけて
　運命の再会にうれしくなり迷わず購入してきました。

　「優れた作家のエッセイはおもしろい」というのがHさんの持論ですが
　はい、とってもおもしろいです。

・あうん堂さんを出て浅野川にかかる中の橋から写した風景です。

　

　あうん堂さんで美味しいコーヒーをいただきながら本を読んで
　近くの月天心さんで美味しい和菓子をお土産に買って
　橋の上から浅野川を眺めて、というのがお気に入りのお散歩コースになりました。

　あ、ここ数年守ってきた”コーヒー断ち”を
　（といっても自ら進んでは飲まない、というだけの弱いものですが･･･）
　二三味コーヒーと出会って自ら解禁してしまいました。
　でも私にとっては数年の封印を解く価値のある一杯でした。