2013年4月30日火曜日

一週一品ものつくり #17|マザーズストールと...

先週のマザーズバッグと一緒に友人のあずきさんからご依頼いただいた
 マザーズストール2枚をご紹介します。

 授乳の際の目隠しとしても使えるように
 ストールの端に小さめのボタンとボタンホールをつけて
 下の写真のように前で留められるようになっています。



 バッグとおなじく和×アジアテイストの生地を探していたら
 似た青色×黄色の色づかいのインド綿プリントにたどり着きました。


 もう一枚はバッグの青色とお揃いの綿ダブルガーゼ地です。
 肌触り優しいふわふわした感じの良い生地に出会えました。




 こちらは幅が広めで、両端にボタン&ボタンホールを付けました。
 袖を通すようにはおることもできます。

 小さめの黒リネンのくるみボタンを付けました。



 生地の緯糸を抜いてフリンジを作りました。
 一気に抜こうとするとかえって絡まってしまうので
 急がば回れ、3本くらいの束を少しずつ引き抜くときれいに抜けました。
 地道な哲学的な作業ですが、達成感があります。




・あずきさんへ出産のお祝いにひつじブランケットを作りました。
 息子くんの良きお友達となれますように・・・。




2013年4月27日土曜日

一週一品ものつくり #16|マザーズバッグ


たかはしまいこさんと共通の友人からマザーズバッグ製作のご依頼をいただきました。
 そして、数々の困難を乗り越えて今月のはじめに
 無事小さなかわいい男の子が生まれたとのお知らせが届きました。
 まずはとにかく二人とも元気でありがとう、そして本当におめでとう!
 
 これからのおでかけに役立ってくれたなら本当にうれしいです。

・ご依頼の際にいただいたご希望内容は、
 斜めがけできて、手でも持てて、和×アジアの個性的な雰囲気で
 ポケットがたくさんあるかばん、というものでした。

 先日作った試作バッグの本番版です。
 基本の形はほぼ一緒ですが、ポケットにまちをつけて収納力をアップしたり
 ショルダーベルトにアジャスターを付けて長さ調節できるようにしたり
 中にポケットを増設したり、すこしずつ変更してみました。

 ポケットはまず外側にまち付きのものを3つ。
 





 バッグ入れ口には目隠しにもなるオープンファスナー付きの
 ”ふた”のようなフラップを付けました。
 試作品を使ってみて、人混みの中に行くときは防犯になったり
 荷物を横にするときに中身が出てこないようにできたり
 いまのところ思ったよりもわたしは結構使う機会があります。


 バッグの内側です。
 ショルダーベルト裏にも使っている生地です。
 表のブルーグリーン色と芥子風のイエローは私の好きな組み合わせのひとつです。
 内ポケットは4つと、ボトルホルダーが1つ。



 共布でバッグインバッグを作りました。
 これも自分が使っているものとほぼ同じ大きさ&形で
 お財布や携帯などを入れたり仕切り代わりになればと思っています。


・旅好きな友人、”あずき”さんの新しい旅の始まりです。
 わたしもこの大切な旅支度に参加させていただけたことがとてもうれしくて
 これからの長い旅を応援しつつ旅の便りを楽しみにしているひとりです。

 ぜひ彼女の旅の記録を一緒に見守ってください。
 (すてきなお料理&お菓子の数々にも出会えますよ♪)

2013年4月24日水曜日

東京にて

・月曜日から東京に来ています。

・以前通っていた美容院に3年ぶりにおじゃまして髪を切ってもらいました。
 切った髪をみて3年分の時の経過と重みを感じました・・・。
 変わらずにそこにお店があってあたたかく迎えてくださって
 本当にうれしいなと思いました。
 あたまもこころも軽くなって、とても良い気分です。
 
・久しぶりにたかはしまいこさんと会ってゆっくりいろんな話をしました。
 来月の個展をはじめとして、これからの彼女の仕事ぶりに目が離せなさそうです。
 わたしもがんばろう!と改めて思う一日となりました。(ありがとう!)

 大正時代のおもかげを取り戻した東京駅の風景はなかなか良かったです。
 懐かしさを感じる煉瓦色の低いどっしりとした建物が
 周りを囲む無機質な高層ビルと仲良く共存している感じがして
 街の温度が前よりすこしあたたかくなったような気がします。
 私の年齢が上がったこともたぶんありますが、
 最近は丸の内の空気感が心地よくてなんとなく落ち着きます。

 駅前にあるKITTEという商業施設の4階フロアで
 好きなもの、かわいいものやおもしろいものに会えました。
 「ちょっと」のつもりが午後の半分くらいを過ごしてしまって
 もっぱらウィンドーショッピングではありますが
 たまにはいろいろ実際に見て回るのも良いものですね。

 KITTEの中にあった旧郵便局長室から眺める景色と
 建物1Fから見上げた吹き抜けの景色。久々の都会の風景です。
 

2013年4月19日金曜日

一週一品ものつくり #15|夏の帽子

・金沢でも桜の季節も過ぎて、陽差しまぶしい日も増えてきました。
 街歩きにはとても良い時季ではありますが紫外線も強い・・・
 初夏の日よけ対策につば広帽子を作りました。


 表地は麻、つばの裏にリバティ生地を使ってみました。


 ゴールデンウィークのおでかけに連れて行こうと思います!

・明日20日から二十四節気の「穀雨」に入ります。
 春の暖かな雨がしとしと降りつづき、たくさんの穀物を潤し育む季節で
 このころから不安定な春の天気も落ち着いてくるのだそうです。
 開花を促す「催花雨」、草木を潤す「甘雨」など、
 春の雨にはさまざまな名前がついているそうです。

 七十二候では、20日から24日までの五日間は
 「葭始生(あしはじめてしょうず)」
 野山だけでなく水辺にも春の到来です。
 水辺の葦が芽吹き始めるころ、なのだそうです。

 うららかな春の週末を。 

 

2013年4月18日木曜日

Iggy手ぬぐい


・スウェーデンの陶芸家Lisa Larsonのはりねずみ
 ”Iggy”が手ぬぐいになっていました。かわいい!
 すてきなもの探しに鼻が利くHさんが
 仙台出張の際に見つけて買ってきてくれました。
 手ぬぐいにしておくのはもったいない気がして
 バッグでも作ろうかなと考えているところです。

2013年4月16日火曜日

再会



マリーナ・アブラモヴィッチというパフォーマンスアーティストがいます。
自分の体に暴力を加えるなど過激な作品でも知られているようですが
わたしは越後妻有アートトリエンナーレ2012で初めて彼女の作品に触れました。
夢の家」という宿泊できる体験アートがあって
宿泊はしなかったのですが、古民家に一歩足を踏み入れると
そこにはものすごい非日常空間が広がっていました。
赤や青のひかりに包まれた部屋で特別なパジャマを着て
まるで棺桶のようなベッドで眠り、その夜見た夢を記す、という作品でした。

先日あるブログでたまたまこの映像と彼女の名前をみかけました。
2010年にMOMAで発表された”The Artist Is Present”という作品の映像記録の一部です。
展示スペースにはただただ静かに彼女が椅子に腰掛けていて
来場者がひとりずつ無言のまま向かい合わせに座り
思い思いの時間を過ごして次の人がまた座って・・・というのを
約2ヶ月半、開館している間ずっと続けたのだそうです。

この映像には、彼女のかつてのパートナーだったUlay氏が
思いがけず彼女の前に現れたときの二人の様子が収められています。
1970-1980年代に共に作品を生み出していた彼らが関係の終わりに
それぞれが万里の長城の両端から歩き始めて2000km以上の旅の果てに出会い
さよならを言って別れ、二人が会ったのはそれが最後だったのだそうです。
数十年を経ての再会、無言の中にあふれる感情が伝わってきました。

うまく表現ができませんが、私はとても深いあたたかさを感じました。
彼女の人生そのものがパフォーマンスアートなのかもしれません。

出会いの数だけ別れがあって、でもほんとうに繫がっている人とは
なにかのかたちで必ず再会があるものと私は信じています。

※この映像は”A CUP OF JO”というブログで紹介されていました。


2013年4月15日月曜日

別れ


私事ですが、伯母が亡くなりました。
まだ小さかった子どものころから
いつでも会うと笑顔で接してくれた思い出が浮かびます。
大人になってからは
変わらない優しさと共にとても芯の強い女性だと
折に触れ思うことがありました。

連絡をもらったときには冷静に受け止めたつもりでしたが
すこしずつ時間が経つにつれて
寂しい気持ちが大きくなってきています。

元気な時にもっといろんな話をしておけば良かったと後悔の念もあります。
でもいつかまた会うその時にゆっくり話をしたいと思います。

それまでひとときのお別れです。

2013年4月12日金曜日

一週一品ものつくり #14|ラメツィードワンピースドレス

 



・白xベージュx黒の糸にシルバーラメ糸が織りこまれた
 ツィード生地で自分用にワンピースドレスを仕立てました。

 昨年3月にスカートをお作りさせていただいた際に
 うっかりミスで裁断し直すことになってしまったことがあり
 そのまま取っておいたのをやっと今回、自分用のワンピースとして
 再生することができました。無駄にならなくてよかったです。

 普段はもっぱらのんびりゆったり服で過ごしていますが
 ちょっと改まった日のおでかけなどに着てみようと思います。





 ピンク色の服を着るのはなんとなく気後れしてしまうのですが
 裏地ならこっそりと楽しめてしまいます・・・♡
 コーラルピンクがうっすら表地に映えているのも気に入っています。


・昨日今日とみぞれ混じりの雨が降る寒い日が続いています。
 週末はすこしでも春日和に戻ってくれますように・・・。
 みなさま、良い週末を。



2013年4月11日木曜日

金沢の街角から

以前クラフト市で他県から来ていた陶芸作家さんから
「こちらの地方の瓦は釉薬がかかっているんですね」
と言われて、あらためて街の景色を眺めてみると
たしかに民家やお寺などの屋根には黒く艶のある瓦が
良く使われていることに気がつきました。
きっと実用的な理由があるのだと思いますが、
これから答え探しをしたいと思います。

輪島方面の海沿いで見かける板張りの壁が続く街並みの景色も
なんだか懐かい雰囲気でとてもすてきだなぁと思いました。

その土地ならではの風景がこれからも大切にされますように・・・。



2013年4月10日水曜日

桜だより


金沢から桜だよりをお届けします。

土曜日に春ららら市の後で
金沢城公園と兼六園のあいだの道をお花見散歩しました
いまにも雨が降りそうな重たい空模様で
(実際にこの後30分もしないうちに降り始めてしまいました)
薄曇りの写真になってしまいましたが
濃淡のある桜色が折りかさなってとてもきれいでした。












春の嵐で散ってしまうのではと心配しましたが
がんばって耐えてくれた様子でいましばらく美しい景色を魅せてくれそうです。

2013年4月9日火曜日

春ららら市

週末に「春ららら市」というイベントへ出かけてきました。


会場はしいのき迎賓館横の広坂緑地というところで
春の嵐がやってくる前に、と土曜日の午前中に行ってきました。
10時ちょっと過ぎに会場に着きましたがすでにたくさんの人で賑わっていました。



いろんなジャンルのクラフト作品や食べ物のテントがずらりと並んで
ひとつひとつのんびりとみてまわるだけでも楽しいです。



ちょうど桜が満開でお花見もできました。

向かいの金沢城公園の石垣と桜を眺めながら芝生の上でお昼ごはんしました。
Boulangerie YAMANEKOさんのイベント限定パン4種類のセットと
パーラーコフクさんのその名も”エルビス”という
ベーコン・バナナ・ピーナツバターを挟んだ熱々のホットサンドを
コーヒーと一緒にいただきました。

いつもながら、おいしいものを作れる人々を尊敬します・・・。

外で食べるとまた気分も楽しく幸せランチになりました。


 しいのき迎賓館エントランス前の大きな大きな一対のしいの木。
 推定だそうですが樹齢約300年とのこと!なるほど立派です。

春ららら市で見つけたかわいいものです。


 姫だるまカード


パーラーコフクさんのコースター


漆塗りのお箸

日々の暮らしを楽しくしてくれる新しい仲間に出会えました。

2013年4月8日月曜日

グーちゃんと大冒険

・先月半ばで運転免許をいただいて半年を迎えました。
 いまだにハンドルを握るたび緊張してしまうのですが
 先週の金曜日に初めて一人で羽咋市の神子の里へ行ってきました。
 片道1時間、私にとっては初めてのひとりロングドライブでしたが
 なんとか私もグーちゃんも無傷で生還できました・・・。良かったです・・・。

 2013年の抱負をまたひとつ実行することができました!

 道の駅高松から見た日本海です。冬は波も荒く灰色の水面に白い波しぶきが飛び散っていましたが、
 この日は春らしい晴天で風もなくとても穏やかな表情の海でした。



 静かな神子原の田んぼにかえるの声がクルクルとよく響いていました。
 また田植えの季節になって一面あざやかな新緑に包まれる景色が楽しみです。



 あぜに咲く野の花。身を寄せ合ってけなげにたくましく咲いていました。



 神子の里のおそば屋さんで十割ざるそばを頂きました。
 香りもコシもしっかりしていてとっても美味しかったです。

 先月末で能登有料道路が無料になり「のと里山海道」という名前に変わりました。
 神子の里通いはもちろん、能登方面へのおでかけがしやすくなります。
 次の冒険はどこへいこうかな・・・。 
Related Posts with Thumbnails