武家屋敷跡が点在し、土塀が続く小径を歩けばせせらぎが聴こえる長町という場所に「
くらげが雲になる日」というタイ料理レストランがあります。明治初期頃に建てられた趣ある家と庭がお店になっていて、先日初めて夜に伺ってみましたら幻想的な雰囲気に包まれていました。
古い建物だけに冬場はどうしても足下が冷えるので、お客様のために足をすっぽりとくるむ膝掛けを兼ねた足カバーをフリース生地で作れませんか?とのご依頼をいただいて製作させて頂いたものがこちらです。
膝上丈の寝袋のようなかたちと使い方を想像いただけたらと思います。(下に隠れてしまっていますが、広めの“まち”もあります。)
レストランを訪れるお客様が暖かくゆっくりと食事の時間を過ごせるお手伝いができたならば幸いです。今回こうして金沢の街のお店と仕事をさせていただくご縁をいただけて、とてもうれしく思いました。
先日わたしもお客さんとしてお店に伺って、この膝掛けカバーにくるまりながらレモングラスの香りが楽しめるシーザーサラダと、滋味深いヌードル"sumi"、そして季節を先取りして桜ジェラートを美味しくいただいてきました。こちらのお店はある仕組みがあって、まず初めて来店すると小さな桐の札がもらえます。そうして二度目の来店ではオーダーできるメニューが増えて桐札に焼き印がもらえるそうで、集めるとまた新しいメニューに出会えるのだそうです。詳しくはぜひお店で素敵なスタッフの皆さんに聞いてみてくださいね。わたしも札を持って新しいメニュに会いにまたお店へ行きたいと思います。
レストランの同じ敷地内には陶芸工房
LUCIZAN ceramic factoryさんがあり、陶芸教室も開講されていて体験コースもあるそうです。九谷焼の絵付けにも一度挑戦してみたいです。