一週一品ものつくり #26｜リネンタンクトップ

・暑い夏本番に向けてリネンタンクトップをお作りしました。



　ついうっかり写真を撮り忘れてしまったのですが（残念！）
　裾のベルトリボンの裏地に共布では重くなりそうだったので
　お気に入りのリバティ生地を使って結びやすくなりました。



　襟ぐり・袖ぐりの縫い代はベルト裏とお揃いのリバティ地の
　バイアステープでくるんでいます。ひそかな乙女の楽しみ。





　ボタンループもお揃いのリバティ生地です。





　「襟ぐり・袖ぐりを広めにした涼しい麻の一着が欲しい！」
　とのご要望をいただいて、デザインなど手紙をやりとりして
　この一着が生まれました。（ありがとうございました！）

　お揃いの生地でスカートも作ったので次週ご紹介します。

　麻というと涼しいけれど扱いが面倒とかシワが気になるとか
　敬遠される方もいるようですが、私は年中着る位好きです。
　これからもリネンの服の楽しみを追求してゆきたいです。

八重のどくだみ

・どくだみに八重咲きの種類があることを知りませんでした。

　先日梅を求めて神子の里へ出かけた際、お店の中にこの花が
　一枝だけすっと飾られていてひとめぼれしてしまいました。
　外に出てみたらお店の前に植えられているのを見つけて、
　花の脇にそっと置かれていた小さな板で名前を知りました。
　深い緑の葉とえんじ色がかった茎と存在感のある白い花との
　組み合わせが美しくて、大好きな花のひとつになりました。

小さきものたち

・近所をてくてく散歩の途中に見つけた小さなかわいいもの。

　水量がいつもよりかなり少ない水路にふと目をやったところ
　小さなさかな達が群れになってすいすいと泳いでいました。
　普段良く歩く道なのに昨年はまったく気づきませんでした。
　なんという名のさかなたちなのでしょう･･･気になります。



　残念ながらズームのないカメラしか持っていなかったので
　きっとわかりにくいことと思います。見つかりましたか？

　こちらは芝生のなかにひっそりと咲いていた小さな花です。
　とてもかわいらしかったので摘んで持って帰りたい気持ちを
　ぐっと我慢してその日は帰宅したのですが、翌日同じ場所を
　通りかかるとその花がいた辺り一帯芝が刈られていました。
　どうせ刈られてしまうのだったら連れて帰れば良かった(涙)
　でもせめていなくなってしまう前に出会えて良かったです。



・昨日までは何とか晴れていたのですが、一転して朝から雨。
　明日からはまた数日晴れが続くとの予報ですが本当かな･･･
　今年も梅干しを作ろうと準備をすすめている所なのですが、
　晴れが三日続くのなら下漬けした梅を干したいところです。
　空のご機嫌と相談、ですね。

一週一品ものつくり #25 その2｜ギンガムチェックのテーブルクロス

・先週金曜日は二十四節気の「夏至」でした。
　一年の中で最も昼が長く、夜が短い日。
　これから気づかないくらいすこしずつすこしずつですけれど
　日が短くなっていくのですね。毎年なんだか寂しい日です。

　23日（日曜）の夜は満月、スーパームーンの日だったそうで
　Hさんと何度も空を見上げましたが厚い雲に隠れていて･･･
　でも、ほんの一瞬でしたが、お顔の半分だけ観られました。
　みなさんは昨日のお月さまはきれいに眺められましたか？

・先週の”一週一品ものつくり”の続きです。
　四辺を縫っただけのあまりに簡単なもの創りではありますが
　オレンジがかった明るい赤色のギンガムチェックリネン地で
　洋ごはんの食卓用にテーブルクロスをつくりました。

　角の部分はすっきり額縁縫いにしました。



　いつもの朝は玄米とお味噌汁の和ごはんですが
　週末の朝はBoulangerie YAMANEKOさんのパンです。
　朝7時から開いてくれているので焼きたてを頂けて幸せです！

一週一品ものつくり #25｜湯呑茶碗

・#25 part1として今週はHさんにお助けいただきます。

　何年か前に二人で由布院を旅した際に陶芸工房に立ち寄って
　手びねりで湯呑みを作ろうとしたのですが、わたしは段々と
　飲み口が広がってしまって「コーヒーカップにしましょう」
　と先生が救いの手で取っ手をつけてくださいました・・・。

　以来、取っ手付きの湯呑みでお茶をいただいていたのですが
　先日Hさんが会社の人たちと富山の陶芸教室の一日体験に行く
　ということで、私の湯呑茶碗を作ってきていただきました。

　Hさん作・手びねりの湯呑茶碗です。





　体験では釉薬の色を選んでデザインをお伝えするところまで
　釉薬をかける作業は先生がしてくださったそうなのですが、
　柔らかい色味もおしりの表情もほのぼのかわいい一品が届き
　まいにち楽しく使わせて頂いています。

　こちらは余った土で作ったぐい呑みだそうです。
　細身でかわいらしい大きさです。



・すこしオレンジがかった赤のギンガムチェック柄リネン地で
　テーブルクロスを縫いました。四辺をぐるりと縫っただけの
　シンプルなクロスですが休日の朝パンごはんに似合いそう。
　写真が撮れたら#25 part2として紹介したいと思います。

　みなさま、良い週末を。

まいにちのうつわ

・北陸もついに昨日、梅雨入りしたとの宣言がありました。
　晴れ続きから一転、朝からざーざーと雨が降る一日です。

・先週末に金沢駅で開催されていた「雑貨ｘ作家マーケット」
　というクラフトイベントへはじめて出かけてきました。
　布作品や木工作品、はんこ、アクセサリー、レザーなどなど
　色んな分野のハンドメイド作品が所狭しと並んでいるなかで
　シンプルだけれど、どこかかわいい陶器に出会いました。
　岐阜県土岐市で作陶されている坪井俊憲さんのうつわです。



　片口にズッキーニの塩レモンオリーブオイル和えです。
　そそぎ口のかたちがかわいいです。水切れも良いです。
　（下に敷いている布は会津木綿です。）



　おあげの甘辛煮をどーんと受け止めていただきました。
　こちらの油揚げは厚みがあってふっくふくして厚揚げの様。
　福井の”ざぶとん揚げ”はもっともっとふくふくしています。

　すこし深さのあるお皿なので汁気のあるものも大丈夫です。
　炒め物や甘酢あんをかけたたまご焼きを盛り付けてみたり、
　パスタやこれからの季節には冷やし中華にも良さそうです。



　いちばん手前のお皿と奥にあるぐい呑みも坪井さんの作品で
　５月の「森のアートフェスタ」で出会ったうつわたちです。
　
　お気に入りのうつわでいただく毎日のごはん。楽しんでいます。

本多の森公園散歩

・週末に石川県立美術館で開催されている「国宝薬師寺展」を
　観に行ってきました。飛鳥時代後期の銅造観世音菩薩さまや
　毎年お正月の限られた期間しか拝観する事が出来ないという
　麻地に描かれた日本最古の彩色画「吉祥天女像」等を間近に
　観ることができました。とても長い長い年月、時には困難な
　時代を乗り越えて大切にいまに伝えられていることが何より
　一番の感動です。久しぶりに奈良を旅してみたいです。

・金沢の街に暮らし始めて約1年2ヶ月くらいが経つのですが、
　県立美術館のあるエリアを歩くのは今回がはじめてでした。
　兼六園を左手に広坂をよいしょよいしょとのぼったところに
　神社をはじめ美術館、博物館や音楽ホールなどが並んでいて
　本多の森公園の緑も豊かでとても良いお散歩コースでした。
　
　県立美術館の隣に並んでいた煉瓦の建物、歴史博物館です。
　明治から大正に建てられた旧陸軍の倉庫だったのだそうで、
　かつてはレトロかわいい印象とはかけ離れていたでしょう･･･
　いまは緑の木々に囲まれて、穏やかに静かに佇んでいます。
　2015年春までリニューアル工事中とのことで入れませんが
　外から見るだけでも見応えがあります。

ホタルの夕べ

・先週金曜日の夜にホタルのひかりに会いに行ってきました。

　金沢城公園のすぐそばに白鳥路という水路が通る小径があり
　そこで「ホタル鑑賞の夕べ」が開催されていました。



　20時過ぎに電灯が消えて足元のほの明るい行灯だけになると
　暗闇のなかにぼぅっと光っては消えながらふんわり飛び交う
　ちいさな灯りをあちらこちらに見つけることができました。

　空や水辺、葉陰に飛び交ういくつもの小さなひかりのなかに
　ぴったり寄り添う二つの灯りを見つけて嬉しくなりました。

　ホタル達は灯す小さな光りで会話をしているのだそうです。

　いまの季節だけのささやかな美しい光景を見ることができて
　ほんとうに良かったです。また来年も見られるかな・・・？
　この先もホタルたちが暮らせる環境が保存されますように。
　

一週一品ものつくり #24｜ワンピースとベルト

・ETROのシャツ生地でワンピースをお仕立てさせて頂きました。

　イタリア服地の底力というのでしょうか、さらさらとして
　とても心地よい抜群の手触り感に感動です･･･。
　ペネロペ・クルスが映画で着ているような体にぴったりと
　フィットしたシャツを作るのには最適の生地と思います。

　かなり薄手の生地なので透け防止機能の裏地を使いました。
　横に少しストレッチする生地なのでタイトなデザインにして
　別布も使ったベルトを太細２種類でお作りしてみました。





　細いベルトにはベルト通しに共布を使ってみました。
　お揃いの印に、ちょこっとアクセントになったと思います。





　今夏の一着として活躍してくれたら･･･とおもいます。
　暑い日が続きますが、皆さま良い週末を。

食卓の満月

・5月に金津創作の森で開催されていた「森のアートフェスタ」
　で出会ったお皿に小鯛の蒸し焼きを盛り付けてみました。
　
　丸いかたちに柔らかい色のグラデーションがとても素敵で
　我が家では”満月皿”と名前をつけました。愛用しています。

　作家さんは千葉市で作陶されている髙木浩二さんという方で
　”彩泥（さいでい）焼”という技法なのだと教えて頂きました。
　作った方から直接購入できていろいろ教わったりできるのが
　クラフトイベントの醍醐味ですてきなところだと思います。

　また秋に同じ場所でイベントがあるそうです。ぜひ行きたいです！
　そしてわたしも年内にどこかで出店デビューを目指します！
　

りすクッキー

・先日あずきさんからとってもかわいいものが届きました。
　


　息子君ご誕生の内祝にクッキーを頂きました。ありがとう！
　ふくふくの真っ赤なほっぺや、お馬に乗ったりりしいお姿の
　りすのイラストが本当に本当にあまりにも愛らしくて・・・
　封を開けたとたん、思わず顔がほころんでしまいました❤
　（どこかkangooグーちゃんに似ている気が･･･りす顔かも？）

　お味ももちろんとても美味しいです。
　東京の西光亭さんというお店、ぜひ一度行ってみたいです。
　かわいいものに心なごんだ或る日のことでした。

腐草為螢（くされたるくさほたるとなる）

・季節を表す七十二候では昨日10日からの5日間は
　「腐草為螢（くされたるくさほたるとなる）」
　ホタルが光を灯し、飛び交う時季となりました。
　昔は腐った草が蛍になるといわれていたのだそうです。

　金沢市内でも蛍が見られる場所が何カ所もあるようです。
　今週末と来週末に金沢城公園に近い白鳥路という小径で
　「ホタル鑑賞の夕べ」が開催されるとのことですので
　ぜひホタルのひかりを探しに出かけてみたいなと思います。

一週一品ものつくり #23｜ミニトートバッグ

・だいぶ前に買ったDEAN&DELUCAのミニトートはまちが広く
　手荷物の多いわたしですが、持ち物がぴったりと収まるので
　とても便利で長年愛用してきました。

　少し前から常にカメラを持ち歩きたいと思い始めたのですが
　すでにバッグは満員で、カメラを入れる余地はありません。
　そこでカメラさん分の席を横に増設する寸法でこのバッグを
　新たに作りました。内布に仕切りを付けたので収まりも良く
　目論んだ通りの使い心地で満足しています。

　はっきりした目的がある時こそ手作りの力が発揮されます。
　これからもちいさなお困り解決に挑戦してゆきたいです。

芒種（ぼうしゅ）｜蟷螂生（かまきりしょうず）

・今日から二十四節気の「芒種（ぼうしゅ）」に入りました。
　”芒（のぎ）”とは稲の穂先部分にある針のような突起の事で
　イネ科の植物の種をまく季節という意味なのだそうですが、
　周りの田んぼを見るには田植えは済んで根を張っています。

　通りかかる畑では野菜のお世話に忙しそうな様子を見ます。
　加賀野菜のひとつ打木赤皮甘栗かぼちゃの出荷が始まったと
　今日のニュースで聞きました。一度食べてみたい野菜です！
　小ぶりなかぼちゃですがこれはなかなかに良いお値段なので
　まだ食べたことがありません。今年こそ・・・と思います。
　加賀太きゅうりはお手頃値段で店頭に並び始めました。
　たのしい夏野菜の季節のはじまりを感じます。

　七十二候では今日から「蟷螂生（かまきりしょうず）」
　見た目はちょっと怖いけれど害虫を食べてくれるとのことで
　農家さんの頼もしい味方なのだそうです。
　子どもの頃はぜんぜん怖がらず捕まえたりしていたのに･･･
　いつから自然と離れていってしまったのでしょう･･･。
　
・朝通りかかる道でよく見かけるビヨウヤナギの花です。
　強い陽差しもなんのその、もりもりつぼみが付いてます。



　我が家のベランダの鉢植えヒペリカムはまだ咲きません。
　昨年初めての冬を越して新しい葉は芽吹いてきていますが
　果たしてつぼみを付けてくれるでしょうか・・・。